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1995年6月10日から6月16日
 ┃ データ ┃ アルバム ┃
┃ 10日 ┃ 11日 ┃ 12日 ┃ 13日 ┃ 14日 ┃ 15日 ┃ 16日 ┃


6月13日 いっぱい遊んで、いっぱい見る♪

古代ティラへ!

 9時40分起床。10時10分朝食。11時お洗濯を片付けて、12時フィラに出発。12時40分バス停着。13時発のカマリ行きのバスに乗り込む。今日は「古代ティラ」という遺跡に行くのだ。フィラから、20分くらいでカマリビーチに到着した。カマリビーチは通称ブラックビーチと呼ばれ、その真っ黒な砂のビーチで有名だ。観光客でごった返すらしいが、まだバカンスには早い時期なのでそれほど混んでいなかった。

 13時30分、ちょっと小腹もすいてきたので、ビーチのタベルナでギロピータを買う。連れが買っている間に、わたしが店のおじさんに古代ティラの行き方を聞いた。「あっこにバス停があるからバスで行け。」と言われて、てくてく歩く。一応バス停はあるけど古代ティラ行きなんてないよ。とりあえず木陰でギロピータを食べる。

 14時ちょうどやってきたバスの運ちゃんに連れが聞くと、ここからもう少し行ったところに、古代ティラに行くミニバス乗り場あるそうだ。途中でネローも仕入れて準備完了。ミニバス乗り場にたどり着いたら、すぐのせてもらえた。すんごいゴロゴロ道で、ガックンガックン揺れてびっくりしてしまった。
 
 やっとこさ頂上についたら、運ちゃんが「チケットは。」と言うではないか。そんなんもらってないよ。乗る時、事務所のおじさんが乗れ乗れっていうから、後でお金払うんだと思って、何も聞かずに乗り込んだらこの始末。要は乗り込む前に片道か、往復のチケットをかって乗らなくっちゃいけなかったみたい。一悶着の末、運ちゃんにお金を払った。もういやんなっちゃう。

やっと見れた…

 14時20分やっと中に入る。でもさっき坂の途中に「古代ティラは14時30分迄」っていう看板が出てたんだけど…。案の定14時40分には管理人さんに追い出されてしまった。少ししか見れなかったけど、遺跡自体の規模も小さかったので、まぁ満足。劇場や住居跡など結構きれいに残っている。さっきはミニバスで嫌な目にあったけど、ミニバスで上って来ないで歩いてこのすごい坂を上ってたら、着いたら閉まっていましたなんて情けなさ過ぎる話になっていたかもしれない。お陰で少しでも見れたんだから、ラッキーだったね。

 さて、この古代ティラは山のてっぺんにあるのだが、辺りの地層が異様に湾曲している。火山活動で隆起したみたいだ。ここから左手にカマリビーチ、右手にペリッサビーチが一望できる。ええ見晴らしやなぁ♪この景色見れただけでも、ここに来た甲斐があっというもの。

 そして後ろの山には測候所があった。ホテルから双眼鏡で「山の上に測候所があるネー。」と見ていたので、 こんな高いところに自分たちがいるのかと感心した。その上カマリビーチのはずれに国内線の飛行場があり、離着陸の飛行機が私たちより下を飛んでいた。着陸姿勢に入ってるからなんだけど、飛行機よりも上にいるっというのは、なんだかちょっとうれしい感じ(^_^)v

さぁ帰ろう!

 少し休憩してから、行きはカマリビーチから上がってきたので、反対側のペリッサビーチの方へ降りることにする。さっきはゴロゴロ道ながらも一応車が通れる道だったが、こっちの道は人が通れるだけの道で、傾斜もきつく道なき道を行くって感じだ。私たちだけしか歩いていないので、景気づけに歩きながらいろいろな歌を歌う。そのうち水戸黄門の主題歌まで飛びだした。「人生楽ありゃ苦もあるさ。」んー今まさにその通り。

 15時45分やっと地べたに到着。長い下りでした。お疲れさまー。カマリビーチの反対側のペリッサビーチはこじんまりしたビーチだ。バス停の場所を確認したから、とりあえず休憩しましょう。早速アイスクリームを買う。わたしは欲張って大きいアイスを買ったら、予想以上に量があってバスに乗り込んでもまだ食べ続けるという羽目になった。失敗失敗。

 そのうち空の雲行きがだんだんおかしくなってきて雷さんの音がする。えー、ほんとかー。さっき飛行機飛んでたし間違いちゃうかー。とかいってたら、東の空にビカビカっていう稲妻が走った。おー、今日はいろんなものを見ますネー。

 16時15分ぎゅうぎゅうバスに乗り込んで一路フィラへ。揺られている間に一度だけでっかい雷鳴を聞く。それから大粒の雨が!!ギリシャに来て初めて体験する雨が大雨になるのか!と思ったら、「ボツ。ボツ。」って、たったの2粒…。なんや面白ろな。ところが、フィラに帰ってきたら、フィラの方ではたくさん降ったらしく、坂道が小川になっていた。

あそこはどこだ!大捜索!

 さて、サントリーニといえばこの写真というくらいよく使われている写真があるのだが、連れがそのモデルになっている教会がどこかにあるはずだから探そうと言い出した。何も今でなくても良いだろうにと思ったが、連れはやる気満々だし、どうせ帰り道なのでついていく。大体の見当はついているのだが、どうも通じる道がない。どうしたら行けるのだろう。あちこちうろうろしてやっとたどり着く。

 なんとモデルになっている教会とは、イメロビグリからフィラまでの海沿いの道でいつも前を通っている教会だった。写真のアングルはちょうどこの教会の後ろを写して、正面からはトレードマークの青くて丸い屋根が見えなかったのだ。正面の外観と写真の青い屋根が結びつかず、ずっと気がつかないで通り過ぎていたのだった。

 わたしたちがたどり着いたら、先客のおじさんがいた。おじさんも私たちのように悪戦苦闘してこの場所を見つけたらしく、後から来た私たちに「we are success」と言った。とにかくそんなことを言いたくなるくらい見つけにくい場所なのだ。おじさんはその恨みを晴らすかの如くバチバチ写真を撮ってはった。 私たちもそれにならってバキバキ写真を撮る。

 そしたら本の表紙になっているアングルで撮ろうとすると、どうしても電線が入ることに気づく。いややわぁ。邪魔やわぁ。後で本の表紙を飾っている写真をよく見たら、ばんばん電線が入っていた。教会や景色に目を奪われていて、自分たちが撮る時になるまで電線が入っているなんて全然気がつかなかった。やっと念願の教会をカメラに収めて、連れもやっと気が済んだらしく、つつがなく家路に着く。

ステキなサントリーニの夜

 帰ってすぐ晩御飯の準備。今日のメニューはオムレツとスープだよー。スープにはムール貝とたまねぎを入れた。うーーんうまそう♪あんまりうまそうにできたので、昨日のお礼にジャックにおすそ分けしようということになり、わたしがジャックに持っていく。ジャックは素直に喜んでくれて、とても嬉しかった。そんなこんなでやっと晩御飯と相成った。

 今日はあちこち行って非常に疲れていたので殊の外おいしかった。オムレツにマヨネーズをつけて食べたら、もっとおいしかった。テラスで食事をしていたら、お隣の部屋の奥さんに「電気をつけてると蚊が入るわよ。」と注意された。さすが主婦。

 今日はすごくお月さんがきれい。はじめ持ってきていた双眼鏡で見ていたが、連れがジャックに大きい双眼鏡を借りてきた。やがてテラスから通りに場所を移し、そのうちジャックもアダムもお隣のご夫婦も加わって、大お月見大会となった。ひとしきり見て、22時みんなにおやすみなさいを言って部屋に戻る。

 部屋に戻ってから、お風呂に入ってベッドに潜り込んだが、目が冴えてなかなか寝付けない。のそのそベットから這い出て、部屋の中からお月見する。もうお月さんはだいぶ動いていて、湾内を煌々と照らしていた。えもいわれぬ美しさだ。ほんと美しさを形容する言葉って意外に少ない。遭遇した美しさを正確に表現しようとすると、どんな風にとか長い説明を付けないといけないし、下手をすると表現不可能なことだってある。今のお月さんだって、この美しさは今見ている人にしかわからないし、はっきり言って表現不可能だ。そんな表現不可能なくらいきれいなお月さんを見ていたら、程良い眠気がやってきたのでベッドに潜り込む。おやすみなさい…。



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